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2008/05/02: "スズメだってムクドリだって意外に可愛い"
もう何日も我が家の周りを飛び回っているモズが居ます。
関東ではモズ、ヒヨドリ、ツグミなどは冬の鳥だと思うんですが、ここではどれも春から初夏にかけての鳥です。
雪解けが始まると、冬の間は見かけなかったスズメがやって来ます。 しかし、平野部のような大きな群れにはならず、せいぜい20羽程度です。 ここでは、むしろヒワ類の方が巨大な群れを作ります。
鳴き声のせいか、子供の頃からムクドリはあまり好きではありませんでした。
代掻きの終わった田んぼで群れになって餌をあさっているのが私の育った地方の春の風景でした。 母の実家にはケヤキの防風林があって、そのほとんどのケヤキの洞に巣を作っていました。 ちょうどトルコ石のような色の実にきれいな卵を産みます。 それは村の子供たちにとってはとても貴重な宝物で、木の洞の中に肩まで手を入れたり、それでも届かないものは針金を丸めた特別の道具を作って取っていました。 叔父にそそのかされて、ゆで卵にして食べてしまった記憶があるのですが、味は全く覚えていません。 別に美味しくも何ともなかったんだと思います。
大井沢は本当にホオジロの多いところです。 群れにはなりませんが至るところに居て地鳴きをしたり、木の梢でさえずったりしています。 今、一番うるさく鳴いている鳥はイカルチドリで、四六時中、真夜中でさえも鳴き声が聞こえます。