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2008/05/11: "釣り人の風下にも置けない"
しばらくぶりにフライフィッシングの好きな友人が来るというので、リールにラインを入れ、少しフライでも巻こうかと思いました。
本棚の上に何ヶ月もの間放置してあったタイングツールを取り出してみて、びっくりしましたね。
埃をかぶっている、と言うのは正にこのことで、ツールスタンドやバイスはもちろんのことスタッカーも糸もハサミもセメントもシンナーも何もかもがまるで白カビにでも覆われかのような状態でした。
ひどいものです。 ひとつひとつ、濡れ雑巾で埃を拭き取り、ツールスタンドの所定の位置に戻し、さてニンフでも巻こうかと思ったらマテリアル類を探し出すのにも一苦労です。 手始めにヘアズイアを巻き始めてみたら、1個に10分もかかる始末です。
ちょっと嫌になって、一休みです。
そう言えば、ニンフなんてずいぶん長い間使ってません。 ニンフじゃなければ釣れないような状況での釣りを何年もしていないし、最近はニンフを使ってまで魚を釣るなんて、なんだか浅ましいような雰囲気にもなっていて、もっぱらドライフライばかりです。
フライを沈めたからと言って、別に浅ましくも卑しくも卑劣でも何でもないと思いますが、気分の問題でしょうね。
とまあ、そんな訳で、埃まみれのタイングツールに我ながら釣り人の風下にも置けないヤツになってるなあ、とつくづくしみじみ感慨深いものを感じている次第であります。