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2008/05/29: "白いカモシカ"

白くて美しいカモシカに会いました。
沢をひとつ隔てた対岸の崖から私と犬をジッと見ていて動きません。
驚かさないように、静かにゆっくりと近づいて行っても動かずにこちらを見つめています。　我が家の犬も、沢の岸に座って吠えもせずに静かにしています。　間に沢が無ければもっと近づけたのでしょう。　残念ながらカメラには５５ｍｍレンズだけです。
１０分か１５分か、お互いに沈黙のままです。　犬を呼んで、私の方から離れました。　また会えるといいんですが。

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時間が取れたので、またお伺いしました。カモシカといえば昨年の１１月。新雪の風景を撮ろうと近くの西蔵王に行ったときのこと。撮影している私のまわりを、若いカモシカが嬉しそうに走り回っているのです。私を気にする様子もないので、犬を呼ぶように口笛を吹くと立ち止まったのです。
さらに呼んでみると、なんと一歩二歩と近づいて来るではないですか。最後には、とうとう５メートルくらいまで寄ってきました。しかし、これ以上は呼べません。「体当たりされたらどうしよう・・・」
怖さと焦る気持ちが同居する中、静かに三脚を立てカメラをセットしました。
二三枚撮ると、平静さと無関心を装い「君には危害を加えるつもりはないから」と心の中で呟き、すっと向きを変え立ち去ってきました。
そのカモシカは、小さな角と灰色のやわらかそうな毛皮が印象的でした。
今も、デスクトップから私を見ているます。
もしかして、ほとんどのカモシカはこんなだろうか。それとも、かなりの近眼なのだろか。
その白いカモシカを見てこんなことを思いました。また会えるといいですね。

にゃあ さんからの 2008/05/30 09:29 PM JST のコメント