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2002/12/01: "キャステイング練習"
1階の物置にラインを通したままOrvisのPerkins Poolが置き忘れられていたので、庭先で試しに振っていたら、珍しく娘が興味を示して近寄ってきました。 すっかり嬉しくなって30分ほど教えたら、結構きれいなループが出来るようになりました。
キャステイングに関しては、エライ人やうまい人たちから散々欠点を指摘されてきたのものですから、他人に教える時にはその「耳学問」が非常に役立ちます。 ところが、悲しいことに私自身は全く上達しません。
雪の上でのキャステイング練習はかなり好きです。 長時間はやりませんが、いつでも練習ができるようにロッドをセットしてあります。 最近はScottの888と15フィート#9でやってるんですが、きれいに飛ぶのは最初の一、二投だけで後は投げれば投げるほどループは乱れ、飛距離も落ち、リーダーばかりかラインにまでウインド・ノットが出来てしまったりします。 で、ムキになって「もう一回」を繰り返しているうちに疲れ果てて自己嫌悪に陥りながら家に入ることになります。
自己嫌悪で終わっていればいいんですが、ロッドが悪いとかラインが良くないんじゃないか、などと思い始めると悲劇が起こります。 ついつい、渋谷サンスイなどに出かけてしまって新しいロッドを手にとって見たりしてしまいます。
稲本さんとか本間さんなどがニヤニヤしながら近づいてきて、「これ、結構いいいですよ。」などと話し掛けます。 それに吊られて(釣られて?)、「飛ぶ?」などという馬鹿げた反応をしてしまいます。
当然のことながら、彼らの答えは「飛びますよう! 一番手重いラインを乗せても軽くフルラインが出ます。」などとこちらの腕を完全に無視した無責任な保証をします。
私の方にも「ロッドを変えれば、今までよりは・・・。」などという根拠の無い期待があるものだから、心はすっかりG・LoomisのGLXSRなどに決まっていたりします。
新しいロッドを家族に気づかれずに自宅に持ち込むことはほぼ不可能ですね。 これはもう至難の技です。 9フィート2ピース、しかも真っ黒な布張りのケース入りですから。
「あれ? また買ったの?」などと言われます。 苦し紛れに「いや、修理に出していたヤツが戻って来た。」とかなんとか言いながら妻の横をすり抜けようとすると、「最近、修理から戻るたびに増えてるんじゃない?」と追い討ちが襲ってくることになります。
最近はやっと自分のつたなさ、努力の足りなさ、それに年齢を自覚するようになり、さらにサンスイからも遠く離れ、あきらめの境地にたどり着くことが出来たような気がします。
ところで、Scottの888はソルトウオーター用だったんじゃないかな? また手首をいためそうなんで、明日からは#6で練習することにします。