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2002/12/05: "オジロワシ"

初めて大井沢でオジロワシを見ました。
今朝7時、庭先に出て狐とハクビシンの痕跡を見ていると、鋭く甲高い鳥の声が聞こえました。 目をやると、オジロワシが寒河江川の水面上20mほどをゆったりと羽ばたきながら飛んでいます。
徐々に高度を上げながら我が家の前を旋回し始めたので、大声で家の中の妻を呼びました。
あわてて双眼鏡をとり、戻った時にはどこかへ飛び去ったあとでした。

昨日も大型のタカかワシが川の上空を旋回していて、クマタカなのか他の鳥なのか高度がありすぎて区別がつきませんでしたが、あれもオジロワシだったようです。

朝日山の家の志田さんからは月山湖に飛来するオジロワシの話を聞いていましたが、実際に自宅のそばに現れたのは予想外でした。
我が家の目の前でオジロワシが見られる、ということをどう解釈したらいいのか複雑な気持ちになっています。
と言うのも、オジロワシは北海道の、しかも知床あたりの鳥だとばかり思っていましたから、何か環境の変化が理由でここまで南下するようになったのではないかなどと危惧したからです。
それは単なる私の誤解で本当は北日本では白鳥のようにありふれた冬鳥なのかもしれません。 私が育った福島県の郡山地方ではクマタカを見ることはあってもワシ類に関しては話も聞いたことがありませんが、福島県でも猪苗代湖や会津地方などには昔から飛来しているのかもしれません。
それと、私個人のオジロワシに対するイメージもあります。 つまり、オジロワシ=「シベリア、知床のように遠く離れた北の土地に住む鳥」という先入観です。 少なくとも身近な鳥だとは思っていませんでしたので、それらが相まって複雑な思いにさせています。 
「え? オジロワシをこんな所で見てしまったけど、何かの間違いじゃない?」といったところです。 本来見てはいけないものを見てしまったような・・・。
単純に「オジロワシも飛来する自然豊かな大井沢」などと賛辞を贈ってしまってもいいんでしょうか?
いいんなら、いいんですけどね。