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2002/12/22: "やあ、ヤギちゃん・・・"
5年も10年も会ってなかった奴が突然電話をくれることがあります。
決まって「やあ、ヤギちゃん、しばらく・・・。」と言います。 そんな奴らに「ヤギちゃん」呼ばわりをされる筋合いは無いんですが、彼らは変に慣れなれしいんです。
どこで電話番号を調べたのか、「懐かしいねえ。 たまには会おうよ。」などと誘いをかけてきます。
彼らは、昔、私と仕事をしたことや私の仕事をしたことを「いやあ、あの頃は楽しかったねえ。 また何かやらない?」などと言います。
彼らが有能だったころを思い出して六本木辺りのバーで会ったりします。 失望率100%。
私はお互いの住む世界が180度変わったことを痛切に思い知らされるのですが、相手はそれを無視します。
それは不思議です。 以前にはとても魅力的だった女性がとても醜く見えたり、とてもカッコ良かった男性がダサくて下品に見えたりします。
5年とか10年とかの間にお互いが過ごしてきた世界の違いが露骨に表れて、相手に会ったことを心から後悔したりします。
「え? この人ってこんなに醜いくて話題の下品な人だったんだあ・・・。」
「えーっ! あの美人がどうして・・・?」
栄枯盛衰、泡沫(うたかた)は留まる所を知らないんですねえ。