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2002/12/14: "六本木に有って大井沢にないもの"
六本木にあるものなんてろくでもないものばかりと思って、そんなものは全て捨ててきたつもりなんですが・・・。
大井沢の良さはそんなものが無いところにあるんだ、などと言ってはみても・・・。
おいしい中華料理や寿司屋が無くても、おいしいドライマテイニを出してくれるバーが無くても、そんなものはどうでもいいんですが、近くに大きな本屋が無いというのはかなり辛いことです。
明治屋や紀伊国屋が無くても、新宿小田急の魚屋が無くても何とか我慢できますが、「あおい書店」が無いのは困ります。
ずいぶんと本は持ってきたつもりでしたが、やっぱり足りません。 大沢在昌が新しい「新宿鮫」を出したらしいし、丸谷才一と山崎正和がまたもや面白そうな対談をしているようだし、Amazon.co.jpなどという手段もあるのでしょうが、本はやっぱり手にとってみないと納得が行きません。 それに、本屋をうろつかないと新しい著者や知らなかった本を見つける楽しみが持てません。
私の本棚の9割は本屋で見つけた本です。 書評や友人の薦めにつられて買った本は1割もありません。
いつだったか、山形駅前の本屋に入ったらエロ本ばかりが並んでいて、客は立ち読みの高校生ばかりでした。 天道駅前の本屋ではレジに座った親父が客そっちのけでアダルトビデオを見ていました。
西川町に有った本屋は客が居なくてつぶれてしまったとか。 いまだにいい本屋を見つけられずにいます。