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2002/12/22: "福島県立安積高校"
「まちちゃんを先生と呼ぶ子らが居て神奈川県立橋本高校」だったっけ? 俵まちの「サラダ記念日」という句集にそんなのがあったような気がします。
で、私は福島県立安積高校(IME2000ではアサカを「安積」とは変換しないほどのマイナーな高校)を40年以上も昔に卒業してるんですが、いまだに同窓会便りみたいなものが届きます。
このしつこさの動機は何なんでしょう?
昔、公明党が衆議院選だか参議院選だかで全国に動員をかけた時に、東京の私の自宅に「高校の後輩ですが・・・。」などと馬鹿なこと言って真夜中に玄関のインターフォンを押した奴が居ました。
「ご用件は?」と伺ったところ、「先輩! 公明党が苦戦しております。 是非とも、同窓のよしみで・・・。」とか何とか訳のわからない事を言いつのるんです。 それも見ず知らずのヤツです。
「だからどうした?」って追い返しましたけど。
たまたま卒業した高校や大学が同じだからと言って何か意味があるんでしょうか?
「え? 柳沼さんも郡山ですかあ! 私もそうなんです。」などと、何か特別なことでも起きているように騒ぐ人も居ますが、見ず知らずの人にそんな事を言われても「で、だから何なの?」と聞き返さざるを得ません。
そんなことに価値を見出す奴って、ノーベル賞の田中さんなんかに会ったりしたら「いやあ、田中さん、私も日本人なんですよお!」などと言いながら無理やり握手をしたりするんだろうなあ。
「郷土意識」とか「同胞意識」などというやつはどこから出てくるものなんでしょう。(シアトルやボストンで見かける日本人観光客は恥ずかしかったけど。)
(話題はずれますけど、私の実家の近所に住むオバさんが「うちの息子も東京に居るんだけど知らないかなあ。」と私に言います。
私は「東京のどちらに居られるんですか?」などと聞き返します。
オバさんは「川崎だあー。」などとお答えになります。 ま、東北方面から見れば千葉も大宮も川崎も全て「東京」なんですね。)
いわゆる地方の「名門校」とか「伝統校」などと言われる高校ほどanachronisticなんじゃないかと言う気がします。
埼玉県の県立高校でも男女共学を拒否した「伝統校」が多かったそうですが、我が「アサカ高校」でもまるで女人禁制の信仰登山みたいな男女共学反対論が有ったようです。
いずれにしても今の世に「県人会」とか「同窓会」などというものが存在すること自体、どうしても理解できません。
これって選民思想の「弱者集団」?