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2005/10/16: "釣に関する個人的な諸々のこと(2)"

DSC04069 (47k image)

釣の面白さには、一種のコレクション趣味的な要素があります。
別に食いたい訳でもないのに、貴重な魚を釣る、数を釣る、より大きなものを釣る、より多くの魚種を釣る、日本各地で釣る、世界各地まで出かけてしまう、などと言うことにこだわる傾向があります。 バードウォッチングなどと共通したものがあるかも知れません。

この10数年、渓流や湖ではフライフィッシング以外の釣りはしていませんが、別にフライだけにこだわっているわけではありません。 餌でもルアーでもかまわないのですが、面倒なのでフライフィッシングで済ませているだけです。(ちなみに、ボートでの海釣りはルアーだけです。 以前、フライで1mを超えるシイラを釣った時には、取り込みに30分以上もかかってしまって、同じ船に乗っていた仲間たちに大変な迷惑をかけてしまいました。)
川、特に渓流での釣りは、いかにも自然の中に居るという雰囲気があって好きです。 しかし、湖も海も嫌いではありません。 要するに、釣が出来ればどこでもいいし、魚なら何でもいいと言うことになるんですが、どうしても釣をする気になれない場所はあります。
妻は、「釣が好きで寒河江川の岸に家を建てたのに、ここでは全く釣をしないのはなぜ?」と不思議がります。
うまく説明できないのですが、目の前の川ではどうしても釣をする気分になれません。 冗談半分に、「水槽の金魚を釣りたくないのと同じだよ。」などと答えたりしていますが、それとも少し違うような感じです。 地元の川、特にこの寒河江川キャッチ&リリース区間にはしがらみが多すぎて気持ちよく釣をすることが出来ません。 (<Sockeye>の北村さんに、「ヌマさんさあ、釣は旅人に限るよ。」と言われたことがあって、それは正に正鵠を得ていると思います。)
都会を流れる川も嫌ですね。 東京の家から近い麻布一の橋や三の橋の下には、沢山のボラが泳いでいたりして、ちょっと興味が湧いたりはするのですが、一の橋の交通公園からフライラインを垂らす気にはなれません。

コレクションの対象は、魚種や釣り場だけではなく、釣道具にも波及します。 中には、タックル類のコレクションに夢中になる人も居ます。 道具が良くても、釣れる魚の数が飛躍的に増える訳でもなく、貴重で高価な道具を使えばいい釣ができる訳でもないのに、高い金を払って有名なアンティーク・ロッドやリールを手に入れたりします。 その場合は、道具としての機能はほぼ無視されていますね。 ただ単に、過去に名品と言われていた竹竿が欲しいだけのことです。
それにしても、私の部屋にある釣竿やリールの数もかなりのものです。 最近は数を数えていませんし、ずいぶんと友人たちにあげたり、譲ったりしているので、どれほどのロッドやリールがるのか自分でも分かりません。
なぜ、それほど沢山のロッドやリールが必要なのか。 釣をしない人には理解できないことのようですが、必要なんですね、これが。 ま、コレクション的な要素が無いとは言えませんけど。 釣具店の店員の口車に、こちらから進んで乗ってしまったなんてこともあります。 釣り人が釣具屋に行くときは、鴨が葱を背負って行くなんてものじゃなくて、鍋や調味料に箸や皿まで持ってゆくようなものですから。