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2006/05/05: "樹齢1,200年: 長井、白鷹さくら回路 "
大井沢の桜はあと4〜5日というところなんですが、修平さんと二人で山形県南部の名物桜撮影旅行をしてきました。
長井市から白鷹町を通る国道287号線沿いには樹齢数百年から千年以上の桜が20本前後もあり、<桜回路>と称する観光名所になっています。
(<回路>という呼び方に違和感を覚えていたのですが、これはやっぱり電気用語ですよね。 普通は<回廊>じゃなのかなあ。)
写真は樹齢1,200年の久保桜。 この後、修平さんの案内で草岡の大明神桜、白兎のしだれ桜、釜の越桜・・・と主だったところを10箇所ほども回り、桜の古木、大木にはうんざりしてしまいました。
それにしても、驚いたのは中高年の人たちが持っている高級カメラです。 Nikon、Canonの一眼レフ、一眼レフデジカメ、超ワイドレンズ、ズームレンズ、夫婦で一台ずつ、一人で2〜3台・・・。 もしかしたら、今は中高年のカメラブームなんですか? どのカメラもピッカピカの新品ばかりで、使い込んだ・・・という雰囲気ではありませんでしたから、最近手に入れたものばかりなんでしょうね。 これも<団塊の世代シンドローム>?
コンパクトデジカメの普及率にも驚きました。 超年寄りや小さな子供は別にして、ほぼ完全に一人一台なんですね。
私は写真を趣味にしている訳でもないし、特に桜の花が好きというほどでもないし、どれもこれもがエドヒガンザクラで花の色から枝振りまでもが似ていて区別がつかないし、しょうがないので木の根元などを撮っていたのですが、2〜3本も撮ればそれも飽きてしまって、ふと目をそらせば見事な杉です。
桜に食傷気味だったせいか、新鮮で清々しく、すっかり見惚れてしまいました。
2本の巨木に挟まれた石段は磨り減っていて柔らかないい雰囲気ですし、長井市白兎葉山神社の杉は一見の価値ありですね。
でも、まあ、修平さんのおかげで一生分の花見が出来ました。 春風に吹かれ、花の下で食べた梅干のおにぎりと玉子焼きも大変結構でした。 ビールがあればもっと良かったんですが、それはLOHASに反します。 LOHASとは関係ないか・・・。