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2006/05/29: "散る桜・・・"
山の斜面に誰かが植えたらしい八重桜が1本だけあって、つい2、3日前までは満開でケバケバしく、まるで閑静な住宅街に突然現れたクリスマスイルミネーションか安キャバレーの様でした。 私の好みとしては、大井沢にはソメイヨシノとか八重桜は似合いませんね。
去年の秋、全山の紅葉を眺めながら
「散る紅葉 残る紅葉も 散る紅葉」
などという句を詠みました。 ま、愚作ではありますが、行く秋を惜しむ心情と人生のはかなさを重ね合わせて、そこそこの線は行ってるかな・・・とは思っていました。
ところが、つい最近になって彼の良寛の句に「散る桜 残る桜も 散る桜」というのが有って、しかも名句だなんて言われていると言うことを知りました。
瞬間、「あ、盗まれたな。」とも思ったんですが、考えてみれば彼の方は2世紀も前に詠んでるんです。 それに私の句はまだ発表していませんでした。
偶然ってあるんですねえ。
で、文化庁の芸術選奨美術部門で文部科学大臣賞を受賞した洋画家の絵がイタリア人画家の作品にそっくりで、まるで模写みたいなんです。 偶然て重なるんですね。