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2006/07/02: "上昇志向の強い霧"

霧にも個性があります。
川面に漂うだけで消えてゆく奴、もやのように風景全体をぼかしただけで姿を消す奴、そして今日の向山の霧のように極めて上昇志向の強い奴も居ます。

上昇志向の強い霧は、霧であることに劣等感を持っていて、雲の方がカッコ良くて偉いんだ誤解しているようです。　あるいは、雲になれば生活が楽になるとでも思っているのかも知れません。　さらには霧よりは雲の方が長生きできるんじゃないかとも思っているかも知れません。
今日の向山の霧は、明らかに上へ上へと立ち昇って雲になろうとしています。
で、また雲と霧との違いが分からなくなっているんですが、こうやって見ているとどうやら雲と霧は同類、同目、同科、同属、同種ですね。　違いが有ったとしても亜種かエクリプスくらいの差でしょうか。