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2006/07/28: "人造湖の朝、虫愛ずる人々"
寒河江ダムに堰き止められて出来た人造湖が<月山湖>です。 吹き上げる水柱の高さ東洋一という凄い噴水があって、水質浄化とか何か特別な目的のために設置されたのかと思っていたら、単なる観光目的だと言うのでバカらしくなりました。 今の感覚からすれば、噴水見物に観光客が押し寄せるとも思えないんですが、30〜40年前の日本の雰囲気はそんなもんだったんでしょうね。
<虫愛ずる人々>が夜な夜な大井沢を徘徊するようになりました。
夜の9時、10時になると何台もの車が次々に来て道路沿いの街灯の下を見回ってゆきます。 目的は街灯の光に集まるクワガタのようです。 大井沢の10時は真夜中です。 年寄りたちも、年寄りじゃない人たちもとっくに寝ています。 「太平の眠りを覚ます虫取り車・・・」ってとこかな?
で、どうやら単に虫が好きというだけではなくて実益をも兼ねている人たちのようで、中には実益だけが目的の人も居るらしい。
遠い昔の子供としては、クワガタやカブトムシでビジネスが成り立つなんて事は思いも及ばないことなんですが、あんなものは自分で山に入って捕るから貴重だし、嬉しいんじゃないかと思っていました。 デパートやスーパーで買ったクワガタを自慢したって、それは釣り師が魚屋で買った岩魚や山女を自慢しているような感じもしないではありません。
もっとも、クワガタを売ってセレブになった人の話も聞きませんね。 三菱商事とか丸紅なんかも東南アジアや南米あたりからクワガタやカブトムシなどを輸入したりしてるんだろうか?