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2006/07/29: "釣り人の心理状態"

SagaeRiv0728 (115k image)
昨日、大井沢の上島橋から見た寒河江川です。 濁流に流された岩が川底で不気味な音を響かせていました。
こんな状態でも、釣をする人は自分で川を見て確認しなければ納得できないらしく、何台もの車が橋の上をノロノロと通り過ぎて行きます。 中にはウェイダーと雨具で完全武装をし、ロッドまでセットして川を見ている人も居ました。
今朝も、雨は上がりましたが濁り水で増水したままの川に向って行く釣り人たちが居ます。

釣り人・・・などと普遍化してしまっては語弊があるのでしょうけど、少なくとも私が知っている釣り仲間たちは諦めが悪く、疑い深く、そして思い込みの激しい人種です。 独断的で唯我独尊です。 身勝手なくせに変に楽観的で前向きなところもありす。
他人の情報やアドバイスをほとんど信頼しません。 気象情報なんて外れるのが当たり前だと決めて込んでいます。 台風情報なんて全く信用しません。 行って、見て、自分で実際に確認した後でさえも、納得しなかったりします。
土砂降りの雨だって15分後には晴れ上がるかも知れないし、大増水もすぐに水が引いて30分後には元の清流にもどるかも知れない、と半日も、1日も粘っていたりします。
昨日のような濁流の中でも、もしかしたら大物が釣れないとは限りません。 例え釣れなかったとしても、それはシステムが合っていなかったせいではないか、別な方法では釣れたのではないか・・・などといつまでも煮え切りません。
濁流に押し流させて溺れ死んだ後でも、あそこで足を滑らせなければ釣を続けられたのに・・・とか、あの隣りの岩だったら滑らなかったはずだし、流されても下流でなんとか立てたはずだ・・・いや、ウェイディングシューズの底が新しかったら・・・などと思い続けてなかなか成仏できないんです。

そう言えば、阿寒湖でもユスリカばかりでモンカゲなんて1匹も飛んでいないのに、モンカゲのダンにこだわり続けている人が居ました。 まさに釣り師の鏡です。